モノコック構造


モノコック構造とは
一般的に先端技術を駆使して作られる宇宙船、航空機、自動車などでも採用されている外皮部分で機体・車体の外板にも応力を受け持たせる構造のことをいいます。

工法概要
断面が36mm×180mmの板材でロ型のフレームを2組構成し、フレームの四隅の接合部に鋼板を挟み、コンクリートネイルで一体化したフレーム(リブフレーム)を作成します。このフレームを等間隔で並べ、フレームの四隅を鋼製のアングル(コーナーアングル)で結合し、安定した構造体(Pod)を構成します。このPodを組み合わせることで、常に構造的に安定し安全な建物を建築します。


分散
国産杉材のバラツキを克服し、製材の活用を推進するため外力を受け持つ構造材(リブフレーム)を間柱のように配置することで、建物全体の構造性能(耐震、耐風、耐積雪)に影響することがないよう設計しています。そのため、鉛直力を支える柱は在来木造住宅(柱が4寸角=12cm角の建物との比較)の約1..5倍の木材を使用しています。古い民家で見かける6寸角=18cm角の柱に相当します。